山本勘助を証明、古文書購入へ 山梨県教委

6月12日7時56分配信 産経新聞
 山梨県教育委員会は、戦国時代の武将・武田信玄の軍師とされる、山本勘助(菅助)の名前が記された古文書「市河家文書」を購入すると発表した。勘助は架空人物との説もある中で、県教委は「勘助の実在を証明する貴重な資料で、調査を進めて県文化財や国重要文化財の指定を目指す」としている。

 古文書(墨書、91点)は戦国時代に武田、上杉両家に仕えた豪族・市河家に伝わるもの。市河家は平安と鎌倉時代に甲斐国市河荘(現在の山梨県中央市、昭和町、市川三郷町)を本拠にしたとされ、鎌倉時代に信濃に移って現在の長野県栄村付近で勢力を持った。「甲斐国出身の豪族の盛衰や歴史的展開を知る上でも貴重」(県教委)という。

 古文書は北海道の個人から購入し、関係者によると価格は約2千万円。勘助は信玄が市河藤若にあてた文書に登場し、藤若の活躍で上杉勢が退散したと感謝したあと、勘助を使者として送ると書かれている。

 古文書を収蔵する予定の県立博物館では「9月にも特別公開し、武田、上杉両家の資料を収蔵する他県の博物館とも資料の貸借を促進したい」としている。

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