「伊賀暮らしの文化探検隊」11冊目のリポート集発行

 伊賀地区の歴史や生活文化を研究している「伊賀暮らしの文化探検隊」(上田操隊長、16人)が、昨年度の調査活動などをまとめた冊子を発行した。平成10年に探検隊が発足して以降、今回が11冊目のリポート集で、伊賀地区の歴史や祭りを調べるなど、盛りだくさんの内容となっている。

 探検隊は、隊員がそれぞれ「歴史」「民俗」「民話」「忍者」など得意分野を担当。合同や単独で調査活動を続けながら、地元に伝わる「庚申(こうしん)信仰」や古墳、伊賀・名張両市で年中行事として催される祭事などについて、その成り立ちや現状などを細かく調べ上げてきた。

 今回は、伊賀市の地域活動支援事業の補助金を得て、昨年の活動報告を1冊に収録した。伊賀市荒木の地福寺では、昨年4月に33年ぶりに開帳された秘仏の十一面観音について調査。織田信長の伊賀攻めによる「天正伊賀の乱」で、住職が井戸に仏像を隠して焼失の難を逃れたことなどを詳述した。

 神社の伝統行事である獅子神楽については、見聞記と題して名張市の中山神社、伊賀市の黒瀧神社の舞いの様子を豊富な写真とともに紹介している。このほか、伊賀の修験世界の調査や、上野公園の碑文探索など、メンバーの調査結果を詳細に報告している。

 冊子はA4判83ページ。800部作製し、伊賀地区の小中高校や県内の図書館に配布するほか、希望者には1部500円で販売する。また、隊員も募集している。調査対象とするジャンルや地域は問わない。

 問い合わせは上田隊長((電)090・3254・6926)へ。

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