ひと・しずおか:キャラクター開発チーム代表・間健太郎さん/静岡
9月30日11時0分配信 毎日新聞
◇地方でも活躍、証明したい-間健太郎(はざま・けんたろう)さん(36)「静岡で面白いことをしよう」。この掛け声で集まった3人で、キャラクター開発チーム「プラネットプランター」を作った。アイデアが命の仕事だ。
拠点は、静岡市クリエーター支援センター(葵区追手町)。企業の依頼で雑誌や広告用のキャラクターをデザインしたり、PRの方法を考える。デザイン担当は権田ゆりさん(29)。佐野知恵子さん(34)が売り込みに欠かせない企画書をまとめる。
地域おこしにも一役買う。藤枝市瀬戸谷地区のB級グルメ「せとやコロッケ」のPRを手がけた。07年のことだ。「やっコロ」「ゆらコロ」「コロ茶ん」のキャラクターを考案し、テーマソングやグッズで盛り上げた。
「フィギュアを作ったが、売り先が見つからない」。今年5月、静岡市清水区のプラモデルメーカーから相談を受けた。フィギュアのモデルは静岡ゆかりの徳川家康。5000個作ったのだという。
「普通に売っても面白くない」。静岡空港の開港が1カ月後に迫っていた。「空港のパンフレットの代わりに配ったらどうだろう」。包装に、家康の居城だった静岡市の名所・駿府城の説明と、問い合わせ先を日本語と英語で書き込む案をまとめた。これなら、精密なプラモデルや玩具のメーカーが集まる「ホビーのまち」も全国に売り込める。
アイデアを持ち込んだ市の観光コンベンション協会から3日後、「採用」の返事をもらった。フィギュアは協会が全部買い取ってくれた。静岡空港からの直行便がある韓国でも配布した。「評判は上々」だという。
「コンテンツ(情報内容)業界の仕事は東京でなくてもできる。地方でも活躍できることを証明したい」。いま、「良いニュースがない静岡空港」をどうやって盛り上げるか、楽しく知恵を絞っている。【平林由梨】
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■人物略歴
焼津市出身。専修大経営学部卒。最近、熱中しているのは「人という字20メートル走」。2人並んで肩をくっつけ合い「人」という字を作りながら走る競技だ。全国で大会を開き、インターネットで紹介したところ海外からも反響があるという。「信じ合い、支え合わなければできない競技。世界中に広まれば、戦争もなくなるかも」
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