「姫路城の"創業者"池田家三代の遺産」 やまびこ館の伊藤さん執筆/鳥取
9月25日16時0分配信 毎日新聞
◇「鳥取藩と池田家一門」の章--統括学芸員・伊藤さん執筆◇一族の軌跡多角的に検証
初代鳥取藩主、池田光仲とその一門について多角的に検証した「姫路城の"創業者"池田家三代の遺産」(神戸新聞総合出版センター)が刊行された。鳥取市歴史博物館(やまびこ館)の統括学芸員、伊藤康晴さん(42)が、鳥取藩と池田家一門に関する一章を執筆している。
世界遺産の姫路城は、今年が築城400年。"城の創業者"とも言える初代姫路藩主の池田輝政に焦点を当て、池田家が藩主を務めた岡山、姫路、鳥取での展開を含め池田家の軌跡を多角的に検証している。池田家について体系的にまとめた本は初めてという。
昨年11月に姫路市で播磨学研究所が開いた公開講座を本にまとめた。11章構成。伊藤さんは40ページ分を執筆した。
鳥取池田家と岡山池田家がそっくりそのまま国替えしたことや、鳥取藩主になる池田光仲が若いころは型にはまらない人間味ある人物だったことなどを紹介。光仲は、はとこの光政の小言を聞き続け、30歳前後で改心したという。
伊藤さんは「鳥取の池田家のことを知るには他地域のことも重要な手がかりになる。池田家一族をまとめたこの本で一門のひろがりを知ることができる」と話した。
四六判304ページ。1785円。やまびこ館のギャラリーショップでも販売している。【田中将隆】
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