通気性・戦国ブームで高付加価値 包帯パンツ 百貨店の売れ筋に

7月1日8時15分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
 猛暑を前に、通気性が良く汗をしっかり吸収する包帯素材を使った新型パンツが、男性の間でジワリ人気を集めている。その名も「包帯パンツ」。ボーダー柄のベーシックタイプから戦国武将のかぶとをモチーフにした「甲冑(かっちゅう)包帯パンツ」まで種類もさまざま。都内の百貨店では取り扱う店舗が増えており、人気が本格化しつつある。

 下着メーカーのログイン(東京都品川区)は今年に入り、包帯パンツの注文が急増している。2007年11月から出荷を始め当初は苦戦したが、08年12月に制作した「甲冑パンツ(9240円)」が人気に火を付けた。織田信長ら戦国武将のかぶとをモチーフにしたロングボクサータイプのパンツで、予想を上回る売れ行きを示した。今年4月には、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続のパンツも投入。現在、月間約4000枚の包帯パンツを有名百貨店に出荷するまでになった。

 日本橋三越本店(東京都中央区)では、昨年8月から取り扱いを開始。現在は、ベーシックなタイプ(3990円~)以外に、フィット感が高く、ズボンをはいてももたつきにくいトレーニング用(3990円~)なども店頭に並べている。紳士服売り場担当者によると、「取り扱いを始めたころに比べ、月ベースで3倍以上売れている」という。

 小田急百貨店新宿店(東京都新宿区)でも、昨年10月から取り扱いを始めた。周囲にオフィスビルが多いことから、購入者は30代から50代の男性が中心だ。最も多く売れるパンツの価格帯が約2500円であるのに対し、包帯パンツの価格はその約1.5倍から4倍とかなり高額だが、「最初から包帯パンツ狙いで来店されるお客さまが多い」(同店紳士服MD)。

 玉川高島屋(東京都世田谷区)の紳士服バイヤーは「夫や恋人のために購入する女性が多い。伸縮性、通気性、吸収性が高いので、梅雨や暑い夏に特に最適」と太鼓判を押す。

 百貨店関係者によると、消費不況で衣料品の販売が落ち込みを続け、パンツも廉価版が売れ筋となっている。そんな中で高価な包帯パンツが売れているのは高機能はもちろんだが「節約で身を縮めている中、たまには遊び心で買い物をしたい欲求の表れ」と分析する関係者も。(徐暎喜)

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