和歌山県九度山町がそば職人育成講座

6月20日8時1分配信 産経新聞
 そばを特産品として売り出そうと、和歌山県九度山町がそば職人育成講座の受講生を募集している。受講生を姉妹都市提携している長野県上田市に派遣して修業を積んでもらい、平成22年度からはJAの協力で栽培も手がけ、「紀州真田そば」として観光客誘致の起爆剤とする考えだ。

 同町は、慈尊院や丹生官省符神社、町石道が世界遺産に登録され、高野紙の伝承館「紙遊苑」、清流の玉川峡などの観光地があるほか、高野山への入り口に当たるため、200台収容できる駐車場を活用して電車での高野山参拝を推進する「パーク&ライド」を展開し、観光客が増加傾向にある。しかし、観光客からは「食事をするところがない」と不評を買っており、打開策に迫られていた。

 町内には戦国時代に信濃上田城主だった真田昌幸、幸村親子が蟄居(ちっきょ)した真田庵がある縁で、全国的なそば産地の知名度がある上田市と姉妹都市提携しており、そば技術の指導を要請、同市が受け入れた。

 町では今月末まで募集し、7月に1週間程度、上田市に派遣。8月から町内でそば教室を開いて勉強を重ねるほか、同市のそば職人を招いてそば道場を開催し、住民にそば打ち体験や試食で、そばに親しんでもらうという。町の関係者は「住民はうどん文化に親しみをもっているが、本場のそばの良さも知ってもらい、町の特産品にしたい」と意気込んでいる。

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