小林裕幸プロデューサーが『デビル メイ クライ4』、『戦国BASARA』シリーズの制作話を大学生の前で披露

4月24日20時38分配信 ファミ通.com
●映像業界を目指す若人を前に、小林氏が熱く語った
 京都にある立命館大学映像学部(衣笠キャンパス)が、2009年4月23日に特別講演"クリエイティブリーダーシップセミナー"を開催。これは学生たちが将来像を定めるためのビジョン形成を想定した授業で、毎回映像業界関連でさまざまなゲストを招いて行われている。そして今回のゲストとして招かれたのが、カプコンの小林裕幸プロデューサー。この日、小林氏はみずからの代表作である『デビル メイ クライ4』(プレイステーション3、Xbox 360)、『戦国BASARA』シリーズを題材に講演を実施した。

 第1部は『デビル メイ クライ4』のプロデュースがテーマ。本作は『デビル メイクライ3』の開発スタッフを中心に制作されたそうだが、当初は「じつはスタッフたちは『3』を完成させた時点で、すべて出しつくしたという思いが強くなり、『4』の開発に対するモチベーションが低かった」と当時を語った小林氏。そんな自身も、前作『3』、『2』の開発にタッチしていなかったため、『4』をプロデュースすることにモチベーションを上げづらかったという。そんな中スタートした『4』の開発プロジェクト。何か目新しくしようと悩み、シナリオを外部ライターに依頼したり、新たな主人公を設定したりと、新しいエキスを注入することに。

 とくに新主人公については、「シリーズのファンには新鮮な感覚を持ってもらえるし、新規ユーザーも入りやすいと思ったから」(小林)と、前作までの主人公ダンテではなくネロを誕生させた。その新主人公を盛り上げるために、ダンテとネロが戦うムービーシーンを制作したり、拳銃と剣を使うダンテにはない"悪魔の右腕"による新たなアクションを構築していったという。また、悪魔に親を殺されたヒロインのキリエとの関係(悪魔を嫌うキリエの前で悪魔の右腕を使いたくないネロ)といった重厚なストーリー、人間関係を作ることで、「従来のファンも新規ユーザーの心を熱くさせる」(小林)。

 第2部のテーマは、『戦国BASARA』シリーズのプロデュース。誰でも遊べる簡単なアクションゲームを作りたかったという小林氏だが、「ボタンを押すだけでゲームを進めることを目指したが、それだけでは初心者もすぐに飽きてしまう」という。だから英語混じりのセリフを言う伊達政宗を筆頭とするひとクセもふたクセもあるキャラクターと、激動の戦国時代を駆け抜けた武将たちのドラマチックなストーリーをマッチさせることで、『戦国BASARA』がより魅力的なものになると小林氏は語った。

 また、小林氏を始めとするスタッフは『戦国BASARA』のために歴史を勉強。上杉謙信の女性説、大きな戦から無傷で帰還した本多忠勝など、その勉強での知識がキャラクター設定で活かされる。その結果、『戦国BASARA』における上杉謙信は女性キャラ、本多忠勝は無傷をイメージしてロボットのようなキャラクターに。「ユーザーのことを意識するのはもちろんですが、作り手側がおもしろいと思えるものはどんどん入れるべき」(小林)。2005年7月に1 作目を発売してから、短期間で2作目を発売した『戦国BASARA』。これについては、「『1』がそれなりのヒットを記録したので勢いを止めたくなかった」と小林氏。『戦国BASARA』シリーズが約1年で新作が発売される理由のひとつをそのように説明した。最後に、『戦国BASARA』シリーズをプロデュースするうえでの姿勢として、歴史の勉強。ドラマやゲームなどほかの作品のいい部分は取り入れる、客観的に考える、つねに向上心を持つ、クオリティーを妥協しない、時間の限りベストをつくすといった点を掲げた。

※『戦国BASARA』シリーズ公式サイトはこちら
http://www.capcom.co.jp/basara/

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